概要
Spotlight でアプリを起動して、アプリの切り替えはCmd+Tab
で操作したりしている方にとって、Dock が無用の産物になっていると思います。
システム環境設定から「Dock を自動的に表示/非表示」の設定にチェックを入れれば多少マシにはなりますが、意図せず Dock の領域にマウスオーバーしてしまった際にも出てくるので邪魔ですよね。
今回は、この邪魔な Dock を擬似的に常に非表示にする方法について解説していきます。
この記事で分かること
- Dock を擬似的に常に非表示にする方法
結論
ターミナルで ↓ のコマンドを実行すれば擬似的に常に非表示になります。
defaults write com.apple.Dock autohide-delay -float 100000; killall Dock
元の設定に戻したいときは ↓ を実行して、mac を再起動します。
defaults delete com.apple.Dock autohide-delay
設定したときと同じようにkillall
をしても反映されなかったため再起動も必要そうでした。
コマンドの意味
defaults write <設定項目>
macOS における環境設定や各アプリケーションの設定を書き込むためのコマンドです。
com.apple.Dock autohide-delay -float 100000;
autohide-delay
は Dock の領域にマウスオーバーしてから、実際に Dock のが表示され始めるまでのラグを設定するものになっています。
なのでやっていることととしては、「Dock の領域にマウスオーバーしてから 100000 秒後に Dock を表示し始める」というものになっています。
(ちなみに「し始める」と書いているのは、この設定はあくまで表示処理の開始時刻を調整するもので、表示処理の開始〜完了までにかかる時間の設定にはautohide-time-modifier
というものがあったりします。)
この設定値は任意なのでお好みの時間で設定してみてください。
私は完全に不要だったので適当に100000秒にしましたが、1秒とかにすれば時々使いたいときだけ表示するようにもできたりします。
killall Dock
こちらは Dock のプロセスを一旦終了して再起動するためのコマンドです。
defaults delete <設定項目>
macOS における環境設定や各アプリケーションの設定を削除(リセット)するためのコマンドです。
参考
https://loumo.jp/archives/9540