こんにちは!
ヒロ(@hiroya232)です!
最近AWSに移行したツールのコスト管理をしていたら見つけた「PublicIPv4:IdleAddress」についてです。
そもそも「PublicIPv4:IdleAddress」は何なのか、なぜ課金が発生しているのか、課金を止めるにはどうすればいいのか丁寧に解説していきます。
今困っている方はもちろん、たまたま本記事をたどり着いた方もうっかり無駄なコストがかかっているかもしれないので、ぜひ最後までお付き合いいただければと思います!
この記事で分かること
- 「PublicIPv4:IdleAddress」とは
- 覚えがないのに課金されているのはなぜか
- PublicIPv4:IdleAddress」による課金を止める方法
「PublicIPv4:IdleAddress」は使用していないElasticIPのこと
「PublicIPv4:IdleAddress」とは、ElasticIPで取得したIPアドレスのうち、保持されたまま使用されていない状態のアドレスのことです。
ElasticIPは、使用していない場合でもそのIPアドレスを保持しているだけで料金が発生します。
保持しているだけってどういうこと?
”保持している”状態というのはリソースとの関連付けは解除しているが解放はしていない状態のことです。
関連付けの解除を行えば対象のリソースではElasticIPが使用されなくなります。
が、リソースでは使用していなくてもIPアドレスは専有し続けているのでその間料金がかかり続けます。
パブリック IPv4 アドレスが、所有する AWS リソースに関連付けられている使用中のパブリック IPv4 アドレスであっても、AWS リソースに関連付けられていない AWS アカウント内のアイドル状態のパブリック IPv4 アドレスであっても、料金は同じです。
料金 - Amazon VPC | AWS
使用中かどうかにかかわらず同じ料金がかかります。。。
Elastic IPなんて使った覚えがないよ?
Elastic IPの設定なんてした覚えがないよ...?
ぼくも明示的にElastic IPでIPアドレスを取得した覚えがなかったのでちょっと調べてみましたが、
VPCの作成時に「作成するリソース」で「VPCなど」を選択し、NATゲートウェイを作成した場合、
裏で自動的に設定され、勝手にElastic IPのアドレスがNATゲートウェイに関連付けされるようです。
VPCの作成時の画面をよく見てみると「Elastic IP を割り当て」とありますね。
「PublicIPv4:IdleAddress」による課金を止める方法
もう使わないIPアドレスの場合は、対象のIPアドレスを解放するだけでOKです。
手順は簡単で、
Elastic IPアドレスを解放する手順
- Elastic IPの管理画面を開く
- 不要なElastic IP アドレスを解放する
だけでElastic IPの解放ができます!
以降で詳しく解説していきます。
Elastic IPの管理画面を開く
option(⌥) + S で「Elastic IP」を検索します。
VPCのダッシュボードのサイドバーからアクセスしてもよいです!
不要なElastic IP アドレスを解放する
解放したいIPアドレスにチェックを入れて、アクションから「Elastic IP アドレスの解放」をクリック。
確認画面が出てくるので、内容を確認して「解放」をクリック。
間違えないように注意しましょう!
たったこれだけでIPアドレスが解放されます。
まとめ:「PublicIPv4:IdleAddress」は使用されていないElasticIPのIPv4アドレス
今回はコスト管理をしていた際に見つけた「PublicIPv4:IdleAddress」について解説しました。
「PublicIPv4:IdleAddress」は、ElasticIPで取得したIPアドレスのうち、保持されたまま使用されていない状態のアドレスのことです。
中にはElastic IPでIPアドレスを取得した覚えのない方もいらっしゃると思いますが、VPCの作成時など裏で自動的にElastic IPを取得して関連付けられている場合もありあます。
このIPアドレスはリソースで使用していなくても保持しているだけで課金が発生してしまうため、不要になったらきちんと解放してやる必要があります。
解放する手順は以下の通りです。
Elastic IPアドレスを解放する手順
- Elastic IPの管理画面を開く
- 不要なElastic IP アドレスを解放する
最後までお読みいただきありがとうございました!